Acai Cafe

アサイーと柔術のある暮らし
<< レフリーの判定に激怒した生徒たちを落ち着かせたコーチ | main | アメリカ人のムンジアル優勝者女子編&できる人はなんでもできる! >>
タップせずに足が壊れたホムロ・バッハウに対する非難をトム・デブラスが一蹴。でも・・・

長いタイトルです(笑)

 

ムンジアル2017の準決勝で、ホムロ・バッハウがフットロックを仕掛けられてタップせず足がぶっ壊れました。点数は同点だったため、そのまま最後まで耐えてレフリー判定に持ち込もうということだったんですが(結局レフリー判定で負け)、それに対して「ホムロ・バッハウは『タフガイ』になりたかっただけ!」という非難が起こっていました。

 

それに関しトム・デブラスが反論していたので、トム・デブラスが言う事なら!と見てみました。

 

 

「ホムロ・バッハウを非難する人は、自分が何を言ってるのかわかってないんじゃないか?

ホムロ・バッハウというレジェンドをリスペクトしよう。

彼がタップしなかったことは間違いだと多くの人が言っているけど、彼がタップしなかったのはタフガイになろうとしたからじゃない。

彼の勝利や成功への欲求が、足が壊れる恐怖より強かったということだ。

試合は同点で、もしレフリー判定に持ち込んで勝てれば、ホムロは自分の生徒と階級をクローズアウトして、6回目の世界タイトルとなっているはずだった。

2007年のADCCではホムロが大怪我したのに、数年後復帰して勝った。

ホムロが成し遂げたことを99%の人間は達成できない。ということはつまり彼の思考過程が理解できないということだ。彼をリスペクトしろ。 」

 

ということでした。 ・・・やっぱり理解できないわ。。

 

ホムロ・バッハウをリスペクトしていないのではもちろんないのです。 ホムロ・バッハウには誰だってスペクトの心はありますよね、あんなすごいことを成し遂げた人なんだから。

 

ホムロ自身をリスペクトしないんじゃなくて、タップをしないこと、つまり怪我を選ぶことはリスペクトしない。

 

昔から「危なかったらさっさとタップして怪我しないようにしたら今後もたくさん練習できる。そして次頑張ればいいじゃん」という思考回路の私は、タップせずに大怪我を選ぶ人が理解できない。だってそのせいで数ヶ月、数年復帰できないし、柔術どころか日常生活だってまともに送れない。

 

それに「アクシデント」ではなく「タップをしなかったこと」で大怪我したら、それはつまり「負け」なんじゃないの?と思ってしまうけど、それはタップをしなかった人にとっては負けじゃないってことですよね。やっぱりよくわからん。。

 

対戦相手だって大怪我させたいなんて思ってないだろうから、相手をも嫌な気にさせそう。

 

って、そんなこと言うのは私がトム・デブラスの言う「99%」側の人間だからか? 

まあでも「怪我しちゃ今後困るからさっさとタップして、帰ってまた練習がんばろっと♪」という人と、「死んでもこの勝利はモノにしてやる!」という人だったら、どう考えても後者が勝ちますよね(笑)

 

 

 

タップをしないのはやっぱり納得出来ないけど、技術はほんとにスゴイよね、のホムロ・バッハウ↓

 

 

 

ブラジリアン柔術、グレイシー柔術、MMA専門店 Quiet Warriorsオンラインストア

 

| maria | 柔術 & グラップリング | 08:06 | comments(1) | trackbacks(0) |
「直近の愚行で過去の偉業までは否定できない」とは思いますが、過去の偉業で直近の愚行まで正当化できるものではありませんよね。
バハウを尊敬している人でも苦言を呈しても良いと思います。

>>ホムロが成し遂げたことを99%の人間は達成できない。ということはつまり彼の思考過程が理解できないということだ。彼をリスペクトしろ。

デブラスは個人的な共感でもってバハウを擁護するとこでやめておけば良かったのに、非難する人にこんなこと言うのは筋違いだと思いましたね。
バハウと比べ物にならないぐらいに株を落としたのは彼でしょう。
| みきお | 2017/06/18 12:38 AM |












このページの先頭へ