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アサイーと柔術のある暮らし
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ヒーロン・グレイシーの柔術哲学 Part.2
なんだかヒーロン・グレイシー・ファンページのようになっきたアサイーカフェ(笑) いいの、いいの。ヒーロンのこと書くと心がハッピーなんで。

で、昨日のヒーロン・グレイシーの柔術哲学 Part.1の続きです。

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でも相手の下にいて安心できないって人もいるよね。リラックスしてサバイブして「その時」を待つなんて、どうやたらそんなことができるのか、その知識がないって。上の人が下にいる自分に対してできうることの全てを経験したことがあるわけじゃないから、起こり得るかもしれないことを恐れて動いてしまう。でもここがKeep it Playfulの時なんだ。

どういうことかというと、後部座席に座って相手を観察するような感じかな。上にいる相手に自分を攻撃させるようにするんだ。何帯であろうと柔術家が求めているのは、あらゆるポジションで落ち着けるようになるってことだよね。じゃあどうやったら落ち着ける? それは、何が起こり得るかわかっている、そういう知識を持つことだよ。

だから次にスパーリングしてサイドを取られた時は、エスケープしないで、そこでじっとしていてみて。相手が自分からタップを奪うってことは素晴らしいことなんだよ。相手が自分を極めるということは、どうやったら自分は負けるのかを相手が教えてくれてるってことだ。だから本当に負けたくないという時が来たら、その時には自分がどうしていたらいいか、もうわかるよね。相手がコントロールしてるのに何度も何度もエスケープを試みないで、時期をうかがい、その時が来たら「一発で」エスケープする。

そういうトレーニングをしないといけないよ。自分は下でじっとして、相手のサブミッションを誘う。それで自分がタップすることになったら、それに対して喜ばなきゃ。自分のミスを見れたんだから。どうして見れたかというと、それはしっかりと注意していたから。

そうやってトレーニングしていたら、本当にそのポジションから脱出しなければならない時には、もう準備ができている。上から来るであろう25種類ものサブミッションが読める。誰もこんな練習をしてないんだよ。今まで何百ものアカデミーに行ったことがあるけど、誰もやってない。

それはどうしてかというと、インストラクターでもチームメイトでも誰でも、勝った方を褒めるからだ。「今のサブミッションよかった」とか「アームロックよかったよ」とか言うよね。でも僕は違う。「今のディフェンスよかった」って言うよ。無理に下からエスケープしようとしないで素晴らしかったよって。

相手は上から次から次へと攻撃を仕掛けるけど、それに対して動きもしない。するとサイドにいた相手はどうするか? そこからでは極められないからマウントへ移行する。またはニーオンベリーだ。つまり最初のポジションをあきらめるんだ。

相手のガードの中にいて、「俺を極めることはできないよ」というメッセージを相手に送るなんて、素晴らしいじゃないか。一旦そのメッセージを送ってしまえば、パスガードがものすごく簡単になる。

だからKeep it Playfulなんだ。Keep it Playfulで今後の為に準備する。

これを週1回でも2回でもやれば、黒帯を取るのに10年も12年も14年ももかからない。6年だね。でもスパーリングでは僕が言ったような注意をしてやること。

でもそうやってじっと寝ているようなのはストリートファイトではどうなの?って聞かれるけど、ストリートでも同じだよ。確かにストリートでは問題が違う。アームロックやギ・チョークのことを考えなくてもいい代わりに、パンチやヒジ打ち、膝蹴りを心配しなくてはいけない。だからもっと相手に密着して防がないといけない。

でももっと大切なのは、相手が自分にパンチをしようとしている時というのは、練習で相手が自分をチョークしようとしている時と同じってこと。相手がチョークしてきた時というのは、コントロールが弱まった時だから、そこがエスケープの時。

ストリートファイトで相手がマウントを取っていて、体勢を低くしてコントロールしている時は、何もしないでいるべきなんだ。だって相手はコントロールしてるんだから。相手がパンチでも何でも攻撃をしてきた時というのが、何度も言うけれど、コントロールを失った時だから、そこでエスケープの機会が生まれる。

だから週に一度はグローブをつけて、上の人にしっかりとコントロールしてもらってみて。次にパンチを繰り出してもらうんだ。軽く10%ぐらいのかんじでね。パンチに移行したら、相手が前と同じように自分をコントロールできないことに気づくだろう。そこでエスケープだ。

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ということだそうです(長いので完全な全訳ではないです)。アンドレ・ガウバォンがあれだけ怒ったのもわかる気がするぐらい、柔術に対する考えが違いますね。ヒーロンにとっては、というかグレイシーにとっては(グレイシーはグレイシーでも特にグレイシーアカデミー系グレイシー)今の競技柔術なんて見てないというか。

でも競技柔術を目指す人にとっても為になることがたくさんありますね。エスケープは「その時」を待って「一発で」出る。何度も何度もトライしたり動き続ける体力のない私(笑)にはいいアドバイス。これから不利なポジション取られたら堂々とじっとしていよう(←それでいいのか? いいの、階級がないから試合出ないし)

そして次のスパーリングでは相手に「アンタはワタシを極めることはできない」というメッセージを送ってみることにします。まあ、私が送っても全然伝わらなさそうなんですが・・・(汗) 


ってことで今日は勝手にヒーロン・デー(笑) ヒーロンの言葉を思い出しながら、この↓DVDでヒーロンとヘナーの25分もの、かなりのガチスパーを見ることにします。

 
【グレイシー柔術】 Master Cycle DVD



Acai Cafe 目次
ブラジリアン柔術、グラップリング、総合格闘技専門店
 

| maria | 柔術 & グラップリング | 01:53 | comments(19) | trackbacks(0) |
長いビデオなのに、、、翻訳気合入ってますね。お疲れ様です。

僕はこのビデオ見ながら「同じグレイシーでも、ヘンゾが柔術哲学ビデオとか作ったらどうなるんか?」とか邪念が走ってしまいました。

それが良かったのか悪かったのか、とりあえず昨日の稽古で落ち着いていったら、あっさり青帯にチョーク喰らいタップしました(私は紫)。「その時」は訪れませんでしたが(昨日は)、これもまた学び、と心に命じ精進いたします。明日はヒーガン(マチャド)セミナーで学んで参ります!

日日是好日!
| Jimbo | 2013/03/09 3:44 AM |

 日本の所英男選手なんかは自分より格下相手にも危険なポジションを与えたり、そのまま極められることを沢山経験しているから試合では極められないって言われていますね。

 矢野卓見選手なんかもヒーロン的な相手が攻撃してきた隙にエスケープすることが得意な選手ですよ。実際全盛期のコブリンヤに極めさせませんでしたし(ノーギの試合で)。

 日本では(他の国でも?)サイドとられてジッと相手の隙を待っていたら大概注意されますね、『足を戻せ!』って。中途半端なハーフガードに体力をつぎ込んで結果疲れたところをやられちゃうのって格闘技的には矛盾してますがね。 
| ムジナ | 2013/03/09 6:41 AM |

>Jimboさん
ヘンゾの柔術哲学ビデオ、それはすごく興味あります。見てみたいですね。ちょっとでも気に入らなかったらやられる前にやってやれ、的な?(笑)
ヒーガンのセミナーもいいですね〜。ヒーガンって本当にもうありえないぐらい強いらしいですね。技術もなんだかとっても独特ですよね。
| maria | 2013/03/11 8:35 AM |

>ムジナさん
そういえば練習では超弱いけど試合で強いという選手っていますね。そういう練習の仕方をしてると、実際の試合では、つまり本当に勝ちたい時には強いのでしょうね。が、試合に出ない人の場合、練習で弱いばかりだと、アメリカ人にはそのまま誤解されて、アイツは弱いやつ、という評判だけが残りそう(笑)

サイド取られてるのをハーフに戻すの、私も矛盾を感じてました。ハーフが得意な人ならいいんですが、そうでない場合、またサイドを取られて、競技柔術でもポイントが加算されていきますよね。やっぱりヒーロンが言うように、一発で出るほうがいいような・・・
| maria | 2013/03/11 8:40 AM |

本文とは関係ないですが。
ヒーガン先生(マチャド)のセミナーはアームバーのオンパレード。内容は素晴らしかったのですが、その出で立ちに私はやられました!!
ヘアはモヒカンにセット!しかもコラル帯を記念してか、上は黒ジャケットで下は赤パンツの組み合わせでエッチラオッチラ登場した御大。そして真骨頂は、帯に刺繍されている日本語(カタカナ)!遠くから眼を細めてよく見てみると、なんと!

「ライアン・マクヘド」とな。

はて?何?ライアン?マクヘド?誰?恐ろしくて彼には直接聞けませんでしたが、これは如何に?
| Jimbo | 2013/03/11 10:18 AM |

ヒーロンの柔術哲学に同感し感動します!
是非続きが知りたいので宜しくお願いします。
| Kuniyoshi | 2013/03/11 1:50 PM |

>Jimboさん
ヒーガン最高! やっぱりいいですねぇ。昔友達(男)が、ヒーガンはチャーミングと言ってたのですが、それすごくわかりますよね。見た目は決して格好良くないと思うのですが(失礼)、常に美人が横にいるというのもうなずけます。

帯はきっとまた自分のを忘れて、そのライアン・マクヘドとかいう、ちょっと表記間違ってしまったのでは?という人の帯を勝手に使ったか借りたのでしょう。「また」というのは、以前取材した時も忘れて、その時一緒にいたシンディ・オーマツに借りてたからです。帯ってもうちょっと価値のあるものじゃないのか?特に黒帯なんて、、、と思うのは素人の考え。ヒーガン様には通じません(笑)
| maria | 2013/03/12 3:02 AM |

>Kuniyoshiさん
私もヒーロンの哲学を知って、自分の柔術に対する考えをかなり見直してます。

続きはもうないです(笑) この動画はここで終わりです。
| maria | 2013/03/12 3:04 AM |

しつこい様ですが。。。

ライアン・メクハドでした(証拠写真によれば)。
いや、ヒーガンが間違えたのならいいけど、黒帯じゃなくてコラル帯ですからね。ライアン・メクハドってコラル帯の方、7段以上でしたっけ?いますかね?

いや、僕は刺繍した人がカタカナ表記を間違えたんじゃないかと思って、怖くて聞けなかったんですけど。Rigan Machado→ライアン メクハド。。。有り得ませんか?
| Jimbo | 2013/03/12 4:23 AM |

>Jimboさん

「Rigan Machado→ライアン メクハド」
えーーー! 確かに。だとすると人の借りたというおとぼけヒーガンではなく、正式に(?)間違ってしまったと?? だったら「人の帯借りた」というオチのほうがマシだったんでは(笑) ヒーガンの弟子の人に聞いてみまーす。
| maria | 2013/03/12 7:19 AM |

続編ありがとうございました!

mariaさんのヒーロンの記事を読んでからYoutubeで彼の動画を漁っていたところ
↓の動画を見つけました。(URLの最初のhは抜いています)
「Ryron Gracie's first match Gracie Worlds 2012」
ttp://www.youtube.com/watch?v=oE6BWj19cTU
この試合見ても「めっちゃパスされてるんですけど!?」
って感じなのに脱力してて、気付いたらヒョイとマウント
→極めて一本・・・(゚Д゚)エェー!?て感じでした。
前回と今回の記事を読んでからこの動画見ると
「これがヒーロンの言っているスタイルの賜物なんだなぁ」とつくづく感じさせられました。

この人の他の動画を見ても思うんですけど、
サイド取られてからのエスケープとかめちゃくちゃ巧いですよね。

・・・あとコメント欄の話ですが
「Rigan Machado→ライアン メクハド」は笑いました(笑)
そんなぁ・・・ですよ(笑)
| みきお | 2013/03/12 4:29 PM |

>みきおさん
動画見ました。パスされてるというかさせてるというか、まったく気にしてないですね(笑)

>サイド取られてからのエスケープとかめちゃくちゃ巧いですよね。

さすがはエスケープアーティストですね。もうアートですよね。

ヒーガンのライアン・メクハド事件(事件なのか?笑)、身近にいるヒーガンの弟子に聞こうと思ったのですが、カタカナが読める人じゃないと駄目だと思い、ヒーガンの黒帯であるのぶ焼きさんに聞いてみたら、来月ヒーガンに会うそうなのでチェックしておいてもらうことになりました(笑) 
| maria | 2013/03/13 5:55 AM |

宜しければ、ライアン・メクハド証拠写真送りましょうか?
| Jimbo | 2013/03/13 10:05 AM |

マリアさんいつも興味深い記事をありがとうございます。
特に、GRACIEファミリーの記事は嬉しいです。
自分もヒーロンが好きです(ヘナーはもっと好き)。

ガウヴァオンとの試合でもヒーロンを応援していました。
あのまま、後20〜30分試合が続くのなら、ヒーロンにもチャンスはあったとも思います。
ただ、それはJIU-JITSUでの話。
上記のヒーロンの哲学(GRACIEファミリーの哲学でもあると思いますが)「ストリートでも通用する技術」ということに関しては疑問がかなり残りました。
サイドを取られて、あんなにじっとして動かず、ヒジを引いていたら、ボコボコに殴られてしまうと思いますし、ストリートでは締めやサブミッションの注意が必要ない分、打撃に注意すればよいとは言っても、相手が柔術家ならそうもいかないし、あんなにサイド取られまくったら、その度に2、3発ずつ殴られるだけでも、かなりのダメージを受けそう。
もう少し、何かを見せてくれると期待していたのですが・・・

ガウヴァオンとストリートやMMAで試合をしたら、大怪我をさせられるのではないかと思いました。

それでも、ガウヴァオンの教則は見ずに、GRACIE COMBATIVE を見てしまう自分は、根っからのGRACIE派です。
| Jiu Jitsu noel | 2013/03/17 11:58 PM |

>Jimboさん
遅くなってすみません。ちょっと風邪で寝込んでました。
その写真見たいです! アサイーカフェで使ってもいいですか? お手数ですが、ショップの方のメルアドに送っていただけませんか? store★quietwarriors.com(★を@に変えてください)すみません、よろしくお願いします。
| maria | 2013/03/19 5:45 AM |

>Jiu Jitsu noelさん
ここにもグレイシーファンが! なんかうれしいですね(笑)

私は逆にストリートなら、ヒーロンのほうが断然有利なんじゃなかと思いました。子供の頃から柔術=セルフディフェンスでやってる人と、ここ数年でMMAをやってる人って全然違うんじゃないかと(ガウバォンがMMAで下から蹴り上げられてKOされたのを見た時も、この人はスポーツ柔術をやってた人なんだなぁと思ったことがあります) ヒーロンは確かにポジション取られてじっとしていますが、そこに打撃などが加わった場合、一発目が来るという相手の動きに合わせてもうエスケープしてるんじゃないかと思います。でもそれって誰にでもできることじゃなくて、ヒーロンだから、という気もしますが(笑)

私はグレイシー柔術が好きというより、ヒーロンが好きなのかもしれません。Combatives見た時はヘナーがいいと思ったのですが(というかヒーロンはヘナーの引き立て役ぐらいに思っていた、爆)、その後ヒーロンを知るにつれ、ヒーロンにはまった!
| maria | 2013/03/19 5:51 AM |

>Jimboさん
メールありがとうございました。添付されていた写真が見れなかったのですが、どこで見れるかを書いていただいていたので、そこで見ました。本当にライアン・メクハドじゃないですか!(笑)
| maria | 2013/03/20 10:33 AM |

でしょ? 驚きますよね。僕も自分の眼を疑いました。
その上、頭に亀の子ダワシのっけて(の様なモヒカン刈り)ニヤッとされた日には、「あのぅ、、メクハドになっちゃってますけど。。。」とか言えませんでした。
| Jimbo | 2013/03/20 10:11 PM |

ああ、あれは言えませんね。私も言えない(笑) 来月のぶ焼きさんに言ってもらいましょう(と、人にふる)
| maria | 2013/03/24 10:53 AM |












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