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Expoのニック・ディアスに関して、シーザ・グレイシーの声明
ニック・ディアスが柔術Expoのスーパーファイトに現われなかったことで、こちらの柔術界では大事になってますが、本日シーザー・グレイシーが事実を説明する声明を発表しました。

以下、全文ではありませんが、訳です。

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今年の2月にシーザー・グレイシーはブラジル人の「Junior」という人物から連絡を受け、柔術エキスポ/大会に参加する気はないかと聞かれました。Juniorはシーザーの叔父さんであるヒリオンと、従兄弟であるヘンゾとパートナーとしてExpoの準備を進めているとのこと。シーザーはヒリオンもヘンゾもとても尊敬しているので参加することにしました。

ニック・ディアスが黒帯の部で試合するのはどうかという提案をシーザーがJuniorにしたところ、Juniorは、ニックはスーパーファイトに出たほうが注目を集めるからいいのではないかと。ニックはそんなに興味があったわけでないのですが、ある条件の下にその提案を受け入れました。つまり「対戦する相手はMMA選手でないこと」。大したことのない選手がニックとの試合(または勝利)を自分のMMAキャリアに利用することは目に見えていたからです。シーザーはこの点をしっかりとJuniorに伝え、Juniorは柔術だけの選手を探すと同意しました。

3月になってシーザーはヒリオンより、Juniorがヒリオンとの約束を破ったとの連絡を受けました。Juniorは「World Jiu-jitsu Expo」に関することを全てJunior一人の名前で登録しており、Juniorはもうヒリオンからの電話を取らないとのこと。シーザーがJuniorに連絡を取ったところ、ヒリオンは何もせず、自分のことを彼の事務員のように扱う。もうヒリオンに対して金銭的義務はない、と言いました。 そこからJuniorは長々とヒリオン批判。シーザーはヒリオンは自分の家族であり、彼を悪く言う人の言うことは聞かない、と。

シーザーはここですぐに(Expoとの)関係を断ち切ったほうがいいのはわかっていました。ヒリオンは自分の最初の柔術の先生であるし、正直な人間であることは絶対です。しかしすでにニック・ディアスとカイオ・テハが契約しており、ここで撤退するとヘンゾが今まで準備してきたことをぶち壊してしまうことになってしまいます。

そこでヒリオンに相談すると、このままイベント参加を続行しろとのことでした。ヒリオンがヘンゾをこのプロジェクトに誘い込み、資金を出してもらっていたからです。この時点でExpoにおけるJuniorの立場はゆるぎないものであり、抜けさせるのは不可能だったので、ヒリオンなしで進めることになりました。最後にヒリオンは、Juniorという人物は信頼できる人物ではないと警告してくれました。

4月の始め頃、Juniorから、ニックの対戦相手にブラウリオ・エスティマはどうかとの連絡がありました。ブラウリオのことは聞いたことがあり、手ごわい相手だと知っていました。そして200ポンド近い階級で試合していることも。その点を確認すると、Juniorはブラウリオは試合直前に175ポンドにすると言いました。

ニックにその話をすると、彼はそれを承諾し、その階級で柔術のトップ選手と試合できることを喜んでいるようでした。ニックはその試合の為にトレーニングをはじめ、シーザーはニックの練習相手に黒帯を何人か連れてきました。

それからブラウリオ・エスティマのYoutube映像を見ていると、彼がMMAに転向しようとしていることがわかりました。我々は、ブラウリオがニックとの試合を大きな話題にして、いいMMA団体と契約しようとしているのではないかと疑いました。

すぐにJuniorにその件で連絡すると、ブラウリオと話した、ブラウリオはMMAはあきらめた、もう彼は30代だし家族もいるから、今はもうそんなことはしたくないと言っていると言いました。

それから1週間かそれぐらいして、ブラウリオが「Blackzillians」に参加し、MMAのトレーニングをしているという話がインターネット上に載りました。私達は嘘をつかれたのです。ニックがこの試合に望んだたった一つの条件は破られました。ニックはファイトマネー全額をSt Jude’s Children’s Hospitalに寄付することも同意していたのに(ハウフ・グレイシーの息子のことを知っていたら、この病院が選ばれた理由がわかるでしょう)、ニックは利用されたのです。

それにもかかわらずニックは試合する気でいました。クロン・グレイシーともトレーニングしました。が、この時点でJuniorから連絡があり、IBJJFやアブダビのような直前計量ではなく、前日計量をブラウリオが望んでいると言われました。ニックはこの時点で186ポンドでした。シーザーは前日の夜計量、180ポンドで合意しました。

ニックは6ポンド落として金曜にロングビーチ(Expoの会場のあるところ)に飛びました。ニックが飛行機に乗っているときにJuniorから連絡が入り、ブラウリオが体重を落とせないと言われました。ブラウリオは今夜は無理だ、明日の朝185ポンドでどうだ?と。

ニックがロングビーチに到着したら、その日の夜の計量はなくなったと聞かされました。30試合以上プロで試合してきたニックにとって、このような無礼さ、プロ意識のなさは、プロのイベントではなくサーカスに思えました。

午前3時20分にJuniorからシーザーに携帯メールが入り、ブラウリオは朝10時に180ポンドでいけそうとのこと。なのでシーザーは朝になったらニックに確認するから、と返事しました。

朝10時にブラウリオが180ポンドで計量しましたが、その時までにニックはすでに出てしまっていました。


そしてシーザーは「ブラウリオのことは今でも偉大な柔術家として尊敬している。しかしMMA試合にニックを指名するという点に関しては、ブラウリオは自分でそれが無理だとわかっているだろう。なぜならニックはUFCと契約しているし、MMAでは決められた時に計量しないといけないんだ、自分がしたい時じゃなくてね。ブラウリオがMMAで成功するようなことがあったら、その時になってはじめてニックの名前を呼んでくれ」と手厳しく言ってます。

そして「ニックはチームメイトやコーチとの連絡不足というミスはあったものの、それは別問題で、この件に関しては一切悪くない」と言ってます。

シーザーはヘンゾと今後もこのイベントを続けていくことになっており、次回からはJuniorなしでやるそうです。

そして最後に。

ニックはこの試合でもらうはずだったお金と同額をSt Jude’s Children’s Hospitalに寄付したそうです。

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これがすべて本当なら、やっぱりアニキ、いいではないか(笑)

さてブラウリオはどう反撃に出てくるのか?




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| maria | 柔術 & グラップリング | 05:58 | comments(6) | trackbacks(0) |
うーーん…
たとえどんな理由があろうとドタキャンしたことに代わりは無いので全く逃げた言い訳になってない気がしますね…
MMAやってたら対戦しないって理由も正直全然意味がわかりません…
そうするとアマチュアでもMMAと柔術の両方を兼任している選手が色帯に出ていたら私らも真似して試合ドタキャンして帰っても構わないという理屈が通ります…
出ないなら出ないできちんと会場で来てくれた観客全員に辞退の挨拶をするべきだったのでは?
| NダDサク | 2012/05/16 7:58 AM |

>NダDサクさん
わ、コメント早いですねぇ(笑)

ニックはせめて帰るということは言っておくべきだったですね。でもそれはシーザーも認めているところで、それはニックの非ですね。
が、プロ選手がどういう条件で試合を受けるかというのは本人の自由だと思います。主催者側が勝手に決めたことを100%受け入れないといけない、というほうがおかしいのでは? なので自分の名前が「相手選手のMMAでの名声作り」に利用されたくないからMMA選手とは対戦したくない、というはまったく問題ないと思います。
でもシーザーによると、そのただ一つの条件が破られてもまだニックは試合しようとしていましたよね。が、最後の計量のいい加減さに腹が立ち、「もういい加減にしろ!」となってしまったというところでしょうか。

それとすみません、「そうするとアマチュアでも・・・」以下の意味がちょっとわからないのですが・・・??
| maria | 2012/05/16 8:12 AM |

Braulio、CaeserじゃなくてCesarに声明返しましたよ。。
面倒臭いんで訳しませんけど、奴の言い分にも一理あり。。
http://www.twitlonger.com/show/he3t06

それに対してCesarのTweetは
@BraulioEstima thanks for your response. I think the problem is we both got our information from Junior. Let's get on a radio show together

ラジオショーいいですねぇ。
えっ?ばっくれないっすよね?
| Jimbo | 2012/05/16 11:22 AM |

全文訳に近い記事、とてもタメになりました(_ _)

あくまでもブラウリオの反論待ちではありますが、
実際に計量の日時が変わってる事、試合が立ち消えになった直後に急にMMAの試合を吹っかけてくるキナ臭さを考えると、シーザーの言い分はかなり信憑性がある感じでしょうか。

ただシーザーが初動のコメントでは"I don't know"とニックに責任を押し付けるようなニュアンスで発言してたのが気掛かりです。
確か数か月前マリファナがニックの体内から検出された時も、最初のインタビューではマネージメントの責任がある事を棚に置いたような発言をしていたので。
| ヨセミテ | 2012/05/16 3:56 PM |

>Jimboさん
情報ありがとうございます。
本日さっそく記事にさせていただきました(笑)
ブラウリオのを読むと、ラジオショーをしなくても、最初からはっきりと文書にして契約してお互いしてればそれで済んだ、という感じですねぇ(笑)
| maria | 2012/05/17 2:42 AM |

>ヨセミテさん
私はニックの大ファンですが、ブラウリオは絶対にいい人だと思っているので(笑)、ブラウリオが何かずるいことをするとは到底思えないのですが、ブラウリオの反論を読んで、要は最初からきちんと契約してればよかっただけ?と思ってしまいました。ニックは「こんないい加減なのやってらんね〜、帰る!」と思ったのならきちんとマネージメント会社というか、つまりシーザーに伝えて、シーザーはそれを主催団体に伝えてればこんなことにならなかったか? でも主催団体はたとえ朝の時点で聞いててもみんなには発表しなかったかな、、、PPVの収益も減るし、観客も減るし、、、
| maria | 2012/05/17 2:46 AM |












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