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クロン・グレイシーとビル・クーパーの因縁
昨日「クロンとビルの因縁を教えて頂けないでしょうか?」とのコメントをいただきましたので、こちらでちょっとそこらへんのことを・・・ といっても私はこの時まだアメリカにいたわけではないので見ていないのですが、話にはよく聞きました。

この二人の因縁はというと、2005年3月に行なわれたコパ・パシフィカ2005で、二人が紫帯で対戦した時のこと。 では最近さっぱり会場で姿をお見かけしないひねリンさんのブログから抜粋させていただきましょう〜。 

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ビル・クーパーは約一年前に紫帯に昇格して以来、アダルト紫帯の部で自分より全然年上の大人達を圧倒して優勝しまくってきた選手。実は俺、一度この選手と当たったことがあります。2年半くらい前、緑帯(=青帯以前の子供の部の帯)を巻いていて、まだ体も成長しきってない思春期?のビルが、大人の青帯の部に出てきたので対決。なんじゃこの子供・・・と思ってたらパスであおられて、うつぶせになったところでギを使ったスピニングチョーク。当時そんな技なぞ知らなかった俺は、なぜ自分が天井を見ながら締められてるのかサパーリ理解できないままタップしたのでした。一分くらい。一応俺の名誉(ってモノがあるとして)のために言うと、その日ビルは、次の試合において、当時すでにトップレベルの青帯だったナム・ファン(現在は気鋭のNHBファイター)と一進一退の大激闘をしてた。つまりもうその頃から十分強かったんです(その時ビルはアドヴァン差かなんかで負けたけど、それ以後ナムはビルに一度も勝ってないはず)。

対するクロン。去年末のUS Nationals の青帯の部で優勝して紫帯になったんだったかな? これが紫帯最初の大会。でも既に優勝候補だという。俺の友人で、ヒクソン道場所属の某タケという強ーい紫帯がいるんだけど、彼でも普段のスパーで、同階級のクロンにはちょっとかなわないとのこと。

で、こないだの日曜のコパ。果たしてこの二人はトーナメントを勝ち上がり、決勝戦。(他のマットでの全ての試合が止められた状態で)場内大注目の中、米柔術界の未来を担う二人が激突したでありますよ。

期待にたがわぬ大熱戦になったこの試合の映像、もうネットにアップされてる。 このページの右、女の子の下にある対戦カードをクリック。黒い髪の方がクロンね。

大熱闘。テイクダウンでポイントを先制し、終盤まで上をキープして試合をリードしていたのはビル。でも最後に驚異のカムバックを見せたクロンが逆にテイクダウン狙いで大反撃。ビルは尻餅を突きながらもなんとか体勢を立て直しにかかる・・・ここで時間切れ。見てる大多数の者がビル勝利だと思ったようだけど、レフのクレバー(この大会の主催者。自分の生徒がかわいいあまりに、体育館の全マットに次々に乗り込んではレフに大声でわめき立て、無理矢理判定をねじ曲げるその姿勢はもはや大会の風物詩。もちろんそれで負けにされた方はタマラんので、この大会をボイコットする者は毎年増えている)が上げたのはクロンの腕。最後の一連の攻防で、クロンにアドヴァンとテイクダウン2点の両方が与えられ、ポイントが大逆転したよう。ブーイングと歓声が交錯する場内。クロンを抱き上げるヒクソン。猛烈に抗議するパラゴン柔術創師のフランジーニャ・・・。しばらくごたごたもめてたけど、結局判定はくつがえらなかったよう。

ぶっちゃけ俺はこの大会のルールを良く知らんのだが(いやま、俺も出てたんだけど)、たいていの柔術大会のルールにおいて「テイクダウン」のポイントを得るためには、倒した相手を数秒コントロールしなくてはいけない、ってことになってんじゃないかなあ? だからネットの議論でも、「最後のテイクダウンはアドヴァン止まりであるべき。ビルこそ真の勝者」という意見が多い(ていうか「クロンが勝った」という意見はほとんど掲示板では出てない。キッド・ペリグロのアブダビニュースを例外として*)。でも、そもそもアメリカの柔術大会で、レフ全員がきちんとそのテの細かいルールをおさえて裁いてるトコなんて俺は知らない。ぶっちゃけレフによって違うもん。ましてや、アメリカの大会の中でも運営のイイカゲンさにおいては随一と評判のコパ・パシフィカにおいて、厳密なルール適用を求めても・・・とも思ったり(だいたい今回のアダルト青帯の試合も、5分になったり6分になったりしてたぞ)。ちなみにそのレフ/主催者のクレバーはもともとホイラーの弟子であって、つまりヒクソンと近いわけで、その点でレフェリングに手心が加わったんじゃないか、っていう見方をする者も多い。

(*追加:zenさんのとこを見て、Graciefighter.comもシラーとクロン勝利という結果のみを伝えていたことを知った。あと、この試合について「どっちが勝ったと思うかアンケート」ってのが某掲示板ではじまっている。現在のところこんなかんじ。)


ま、みんながビル勝利を主張し、クレバーに文句をつけている理由ってのは、そもそもクレバーが普段の行いからして悪役であることや(いや、この人イイトコもいっぱいあると思うよ。とにかく子供に優しいし)、ヒクソン道場はやっぱりどーしてもオールドスクールな権威としてのイメージが強く、逆に「ニュースクール柔術」を展開している好印象があるパラゴン柔術(その若き担い手がこのビル・クーパーと、後述のジェフ・グロバーの二人。こいつらホントすごいペースでギアリ/ナシの両方で試合しては勝ちまくってる)と比較すると、どーしてもヒールになってしまうってのも大きい。で、毎年そーなんだけど、今年のコパ・パシフィカ大会も、終わった瞬間から大会運営や判定のヒドさに対して文句が続出している。でも俺としては、そんな(競技として見たら言語道断な)めちゃくちゃさがどーにも愛おしかったりする。アメリカじゃのう、って感じで。ブラジリアン主催だけど。

http://hinerin.blogspot.com/2005/03/2005.html
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抜粋するはずが、ひねリンさんの書く文章があまりに面白かったので全部載せてしまいましたっ。 

文中にあった動画はこれ↓です。

●動画
Bill Cooper vs Kron Gracie

さて皆さんはどう思われますか? やっぱビルが勝ちでは? って私はルールとか全然知らないので、いい加減な意見ですが。

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| maria | 柔術 & グラップリング | 01:09 | comments(3) | trackbacks(0) |
こんにちわ〜。柔術の試合会場でなんどかお会いしたシンジさんの知り合いのノリです。
ひねりんさん最近どうしてるんですかね?
日曜はムンジに行ってくるのでまたご挨拶させてもらうかもしれません。
では。
| ノリ | 2008/06/06 2:24 PM |

こんにちは! 私も日曜日行きます。 
疲れた頃にアサイー食べてると思います(笑)
| maria | 2008/06/07 10:58 AM |

どうもありがとうございます!
お手数をおかけしまして恐縮です(^^;
そんな因縁があったんですねぇ
初めて知りました。
本当にありがとうございました。

クロンですが初戦一本負けしたようですね。。
残念!
08ムンジの映像が早く見たいです。
クロンの試合が収録されるといいですが。。
| 絶屯 | 2008/06/08 8:33 PM |










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